「保育園落ちた死ね!」と言うあなた、そこで共産党ですよ!
現在、一部の熱狂的な議論好きたちのための議論と化しているこの問題。
いろいろネットサーフィンすると、どうやら『若者世代の政治力』が問題になっているようだ。
庶民の政治力とは、「票」でしかない。
他には、SEALsみたいにメディアとおんぶに抱っこでお祭り騒ぎするか、ISばりにテロをしまくるかという手もあるが現実的ではない。
そんな若者の政治力を最大限有効活用するには、共産党に集団投票という手しかないと思ったのでいろいろ書き連ねてみる。
なぜ今、共産党か?
そもそも僕は共産党員ではないし、赤旗は読んでないし、マルクスもレーニンもよく知らないし(スターリンはある意味好き)、ローザ・ルクセンブルグとか読んでもない。
それに今や共産党と言われると、ソ連崩壊のせいで完全に「負のイメージ」しかない。
現実問題、日本共産党自体が党名を変えようかなんて議論があるくらいだ。
そんな共産党にコミット(笑)するという暴挙には、ちゃんと理由がある。
共産党という立ち位置と存在価値が、今の若者の武器足りえるのだ。
1,若者新党なんて無理
インターネッ党なんてあったが、若者の若者による若者のための政党なんてのは不可能なのだ。
なんせ若者は、死に急ぐ老人達や土建業のオヤジたちとか一次産業にすがりつくオヤジたちとか日本医師会のような政治力の強い集団と違って、共通問題と共通利益を抱えていないからだ。
若者という括りは、カテゴリーとしては母体がデカすぎて大雑把過ぎる。
今回の保育園問題でも、独身者の書き込みと子育て家族の書き込みのあまりの温度差に驚く。独身者の中には保育園問題をナマポ問題のように捉える者もあったり、逆に子育て家族からは俺達は少子化問題を助けているのだからこれくらいされて当然というような者もいる。
そもそも若者は各世代で一番多様な問題を抱えているため、集団形成が困難なのだ。
2,既存の大政党は使えない
政治家が家業になった現代、彼らの仕事は陳情受付嬢だ。
自分の顧客である支持団体の意見を国に持っていくことだけが使命であり、国家百年の計なんてそもそも頭にない。政治家は下町の中小企業みたいなもので、お得意様に頭が上がらないのだ。
そんな政治家の集まりが大政党だから、様々な既得権益の鎬の削り合いによって生まれた妥協的方向性にしか進まない。
一部の特質した議員がいたとしても、彼らの意見は少数意見の一つにしかならない。
党の生存が第一であって、日本国がどうなろうと知ったこっちゃないのだ。
少子化が世界中の先進国の間で長年の問題になっていたのに放置されている現状を見れば、自ずと頷ける。少子化問題は経済や文化の発展に伴う影の部分だが、それにしても日本は手遅れだとは思いませんか?
そこで我等が共産党ですよ
なぜ共産党か?
それは共産党という万年野党のくせに歴史だけはあり、新聞の売り上げと党員のブラック献身によってなんとか維持できているという立ち位置と存在価値があるからだ。
若者新党や一部の理解ある政治家なんか当てにしても、結局は加齢臭によってもみ消されてしまう。
では共産党に集団投票すると何が起こるかを考える。
1,若者と共産党との共犯関係
若者が共産党に集団で投票すると、統計上明らかに可笑しい結果が世界中に喧伝される。
「日本の若者が大挙して共産党に投票している」となれば、謂わば世界中に日本がブラック国家だと喧伝される自体になるのだ。日本という国家が巨大な蟹工船であると、世界中の人に披露されるわけだ。
こうなると、与党も若者支援せざる負えなくなる。なんせ世界中が注目するからだ。
※中国なんかものすごい注目してくれるはずだ。
これは現在のアメリカ大統領選挙における社会主義者を自認するサンダース議員と若者の関係に近い。
本気でサンダース議員を大統領にしようと支持する若者も多いだろうが、恐らく半分近くは「鬱憤ばらし」に近いのではないだろうか?
アメリカは上位1%の富豪が富の半分を握っているんなんていわれる超競争社会。しかも保険制度もひどくてとにかく敗者には厳しい社会。
こういった現状の苦しさ虚しさを晴らすために、サンダース議員へ熱烈な支持を送る若者(大学生も)が多いんじゃないだろうか。
なんせ冷戦に勝利した国で社会主義者が大統領になるなんて、B級映画でもそんなシナリオは使えないだろう。
ああ、ルサンチマン!
2,本気にならざるを得ない共産党
そしてそんな若者の確信犯的な支持を受けた共産党も大変だ。
なんせ自分たちが若者の当て付けで、ぐぐっと議員が増えるのだから。
もともと社会的弱者との親和性の高い共産党だから、こちらも確信的に若者支援に乗り出すだろう。
これと先ほどの与党への世界からの注目が掛け合わされることで、共産党の議員数関係なく発言力は増すはずだ。
謂わばこれは合法的なデモに近い。
若者が合法的に共産党を乗っ取り、大いなるルサンチマンを国会で発奮する。
血も流れなければ、警察も逮捕できないし、匿名性も保たれて、忙しい若者世代には最も合理的な政治力奪取の手段である。
以上が若者による共産党補完計画である。
まとめ
まあ僕が言いたいのは、現在の自民党だけでない全政治家さんが、既得権益と自らの地位を守るだけに、安易な老人優遇を掲げていることだ。
大阪都構想の選挙結果を見るまでもなく、現在日本はシルバーデモクラシーまっただ中。このままじゃあ、団塊の世代あたりがみんな死んだ後、日本は第2の戦後復興をしなければならなくなる。そんなパワーがその頃の日本人にあるのか?
そしてそして一番の問題は、そんな未来が待ち受けているのを肌で感じながらも選挙に行かない若者諸君!
「おれ政治家なんか信頼してねえから」とかカッコつけて自分の未来から逃げている若者諸兄!
君たちが最大の政治的病根だ!
いますぐ共産党へ入党せよ(^^ゞ
※ここでインターナショナルを唄う。